最初に決めるのは?注文住宅の間取りを決める際の流れ

まず大まかなゾーニングを行うこと

注文住宅の間取りで失敗しないためには、まずはじめに大まかなゾーニングを行うことが肝要です。そのためには、土地の方角を確認した上で、東西南北それぞれの場所にどういった部屋を設置するのかをざっくりとイメージするようにしましょう。例えば、リビングは日当たりの良い南側、逆に採光がそこまで必要ない浴室や寝室は北側に配置するのがセオリーです。部屋の形状や広さなどについては後からでも調整できますが、配置を変えるとなると場合によっては間取りを一から作り直さなければならなくなってしまいますので、そうならないようにするためにも最初の段階でしっかりとゾーニングを行って部屋を配置する場所を決めておくようにしましょう。

設計図をもとに細かな間取りを決めていくこと

大まかなゾーニングが固まったら、次にその内容を住宅メーカーと共有して間取り図を作成してもらうことになります。ここで注意すべきなのは、いきなり完璧な間取り図が出来上がってくるケースはほとんどないという点です。もちろん、住宅メーカーの設計士は施主の希望を叶えるべくベストを尽くしてくれるはずですが、彼らは施主の生活動線をすべて把握しているわけではないので、いきなり完璧な間取りを設計することは必ずしも容易ではないのです。そのため、提示された間取り図を入念にチェックして、少しでも気に入らない点があれば、何度も設計士と打ち合わせを行って少しずつ改善していくというプロセスが必要になるのです。面倒に思うかもしれませんが、理想の間取りを実現するには避けては通れないプロセスですのでくれぐれも手を抜かないようにしましょう。